THE WEB3 NIGHT 実践者から学ぶ最新のトレンド— イベントレポート

MEET IOST
Jun 8, 2024

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東京渋谷にあるWeb3コワーキングCentrumで、Cabinet、HashKey DX、そしてIOSTが共催する、「Web3 Night #12 実践者から学ぶ最新Web3研究&ソリューション」を開催しました。イベントでは、日立製作所 研究開発グループの高橋 博士(情報理工学)、HashKey DXのLiさん、THE WEB3 NIGHTの主催者であるCabinetの石田さんが、Web3さービスの最新の取り組みを発表しました。

Web3コワーキングスペースCentrum
web3領域のあらゆる段階の企業・プロジェクトに対して豊かなネットワーク、革新的なアイデアや情報共有の場です。

今回のイベントでは、日本酒の酒造2社、SAKE HUNDRED、若鶴酒造、が協賛しました。参加者は、SAKE HUNDREDののフラッグシップ商品「百光 別誂」で、イベント開始の乾杯をしました。

IOS Tコミュニティーからはステーキングサービスを提供するSTIRが登壇しました。 日本の暗号資産市場でステーキングは人気のサービスのひとつです。IOSTのステーキングさービスを提供するSTIRは、IOSTのバリデータノードでは世界8位です(1位はオーケーコイン・ジャパン)。

Cabinetはアプリケーションを構築するためのプラットフォームサービスです。Alchemyなどの代表されるこれらのノードプラットフォームサービスは、開発者にとって、最適化されたインフラとツールを使用することで、独自のノードを運用および維持する労力や費用、または効率化を期待できます。

日立製作所 研究開発グループの高橋 博士(情報理工学)は、日立が開発する公開型生体認証基盤(PBI)とWeb3の利点と活用について話しました。PBIは、デバイス内に生体情報や秘密情報を一切保存せず、生体情報を直接用いて秘密鍵を生成し、認証が完了した後にはその情報を端末から完全に消去します。この方法では、生体データを保存することなく、一方向変換された安全なPBI公開鍵だけを保存することで認証が可能となります。さらに、PBIは従来の暗号システムが抱える鍵管理の問題を解決し、Web3ウォレットの鍵管理にも適している、と高橋 博士は話します。

HashKey DXのLiさんは、HashKeyが取り組む動産担保融資(ABL)ソリューションを紹介ました。ABLにおいては、実世界の生物資産をブロックチェーン上のトークン(BAV)と結びつけることで、動的にその価値を測定し、金融資産として利用可能にします。具体的には、IoTとAI技術を組み合わせることで、生物資産のモニタリングと管理を行います。この方法により、資産の信頼性と透明性を高め、効率的な融資の仕組みを提供します。

パネルディスカッションでは、Web3技術の実践的な応用例や、ユーザービリティやマスアダプションの課題について議論されました。参加者からの質問に対しても、具体的な解答やアドバイスが提供され、非常に有益なセッションとなりました。最後は、本イベントに協賛する日本酒にちなんで、 登壇者が日本酒に対する思いや敬愛を語りました。

ネットワーキングでは、若鶴酒造の、富山の伝統発酵食「かぶら寿し」由来の乳酸菌を用いた、itonami(イトナミ)で、Web3を語り合いました。

協賛酒造:

SAKE HUNDRED
SAKE HUNDREDは、世界中の人々の『心を満たし、人生を彩る』をパーパスに掲げる高級日本酒ブランドです。『百光 別誂』は、SAKE HUNDREDのフラッグシップ商品です。200時間以上かけて酒米の王様「山田錦」を精米歩合18%まで丁寧に精米し、圧倒的な透明感と上質な味わいを実現し、海外の品評会でも数多くの受賞実績のある最高峰の日本酒です。

​若鶴酒造
「itonami(イトナミ)」は従来の日本酒と酒造りを問い直し、これまで弊社で用いてこなかった製法や原料にも挑みながら「これからの日本酒」を現代に、そして世界に提案する若鶴酒造株式会社の新ブランドです。

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Written by MEET IOST

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