IOST Co-founder&CTO がチューリッヒ大学サマースクールに講師としてブロックチェーンの授業を提供

スイス・チューリッヒ大学(UZH)ブロックチェーンセンターが、2020年7月6日から24日まで3週間にわたり、開催されるインターナショナル・サマースクールプログラム"Deep Dive into Blockchain(ディープ・ダイブ・イン・ブロックチェーン)"に、IOST財団はスポンサーとして協力しています。世界から60名以上の学生が参加しています。

MEET IOST
Jul 16, 2020

IOST財団とUZHブロックチェーンセンターとの関係は、2020年1月に共同創業者CTOのテリーが、チューリッヒ大学ブロックチェーンセンターへ訪問したことから始まりました。同センターのAcademic Director(元Chairman)Tessone教授とテリーが、ブロックチェーン領域での産学協力におけるMOUを締結しました。

このMOUの一環として、共同創業者CTOのテリーが、UZHブロックチェーン・サマースクールプログラムで、大学教授たちとともに、業界エキスパートとして講義を行いました。

スイスからチューリッヒ大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、英国、アイルランド、オーストラリア、韓国の大学の教授たちと、分散型台帳技術(DTL)またはプラットフォームを提供する、Web3Fundation、NEO、Polkabot、IOTA、CARDANO、Hyperledgerなどの業界のエキスパートが、分散化技術、スマートコントラクト、セキュリティ、経済、コミュニティ形成、マイニング・マーケット、トークンの基礎工学、ガバナンスの講義を行います。

IOST 共同創業者CTO テレンス・ワン

テリーは、リンストン大学院卒後に研究(分散ストレージ等)・教員アシスタント(アルゴリズム&データ)として大学に在籍しました。そしてシリコンバレーで、マイクロソフトとUber􏰀のソフトウエアエンジニアとして活躍しました。教育・アカデミアへの興味を持ち続け"もし現在のIOSTの活動をしていなかったら、アカデミアに身を置いていたかもしれない"と語っています。IOSTの分散型メカニズムの設計は、ソフトウエアエンジニアとしての経験と学術的なアプローチの融合かもしれません。

テリーは、IOSTの説明の前に、ビットコインの革新性とコンセンサスメカニズムPoWの課題、そしてビザンチン将軍問題の解決策(各軍はシステムのノード、メッセージは取引などに例える)について、サトシ・ナカモトという名乗る人物/グループ(身元不明)によって提案された分散型経済圏について話しました。

次にスケーラビリティについて、イーサリアムを例に、現在のPoWからPoSに移行するキャスパープロジェクトでの、分割して作業をするシャーディング技術による解決、またレイヤー2ソリューションのプラズマプロジェクトでの、プラットフォームをメインチェーンとする、サイドチェーン技術による解決を目指していることを説明しました。

そして、IOSTプラットフォームの独自のコンセンサスメカニズム"PoB(Proof-of-Believablity)"では、シャーディングやサイドチェーン技術を必要せず、スケーラビリティを実現すること、NodeJsとChromeの優れたV8ベースでIOST仮想マシンを構築していることを話しました。

IOST開発者ドキュメント(日本語)

JavaScritp言語をサポート、GASコストもかからない開発者フレンドレリー

Q&Aでは、学生からの質問に答え、Tessone教授からIOSTトークンの流動性、他のプラットフォームとの違いは何かと問われました。テリーは、IOSTはマイニングによるトークンの新規発行ではなく、毎年トークン全発行量の2%のインフレーションの新規発行、財団のロックアップから同様に2%を拠出、計4%を報酬として分配、ブロック生成に参加するノード、ノードへ少ない量の投票者へも報酬が分配され、だれでもが参加できるエコシステムを構築して、トークンの流動性を実現している、ことを強調しました。

最後に、学生たちはグループで、IOSTから与えられる課題に挑みます。7月6日から始まったサマースクールの講義で、学生たちは、大学教授によるブロックチェーンの概要、トークンエンジニアリング、トークン経済の規制、プラットファーマーたちから実際のプロジェクトの取り組みを学んできました。サマースクールに参加する学生たちから、IOSTプラットフォームを活用したすばらしいサービスが生まれることを期待ます。

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Written by MEET IOST

IOST プラットフォーム開発者コミュニティ。

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